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Bar Wipe OUT


May.17
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毎週凄腕のアーチストを迎えてブッチギリトークする Bar Wipe OUT。



May. 16 #007
GAKU-MC

GAKU-MC
1970年 東京で生まれる。
1984年 映画「フラッシュダンス」に触発され、ブレイクダンス、HIP HOPに目覚める。
1990年 「EASTEND」結成。DJ HONDA、DJ KLASH、MURO等とHIP HOP CLUBイベント「PEASE BALL」を開催。
1991年 バブルガムブラザーズのフロントアクトを務める。
1992年 ファイルレコードよりデビューアルバムリリース。
1993年 HIP HOP COMMUMITY「FUNNKY GRAMMAR UNIT」をライムスター、メローイエローと共に結成。アメリカのRAPグループ、ノーティーバイネーチャー来日コンサートのフロントアクトを務める。
1994年 市井由理のライブにゲスト参加。その後「EASTEND×YURI」結成、1stアルバム「denim-edsoul」をリリース、「DA.YO.NE」でエピックソニーからメジャーデビュー。「DA.YO.NE」、「MAICCA」、「いい感じ」等のシングルとアルバム「denim-ed soul2」の総売上げは、400万枚を越え、翌年ゴールデンアロー新人賞、日本新語流行語大賞等を受賞。日本のHIP HOP界で初のNHK紅白歌合戦にも出場する。また、同時期にドイツでのCDデビューも果たす。
1998年 「EASTEND×YURI」活動休止。執筆活動を開始し、初の小説「僕は僕でだれかじゃない」を上梓。JAZZバンドと共にバンド形式で積極的なライブ展開もしている。

(L to R)Minoru, GAKU-MC, Yoshiyuki, Heavy G --- 今週はほぼNON-EDITでアップ!! ---

*Minoru*
「あのさ、紅白出ちゃったんだよね。」

*GAKU*
「紅白は一応日本の音楽シーンの頂点とされているし、この世界に入った時に僕はそういうところ(紅白)で認められなきゃウソだろう、って思っていた。カテゴライズするのは好きじゃないし、ジャンルを超えてあの番組に出れたのは今でも誇りに思っています。」

*Minoru*
「GAKUとはもう長い付き合いだね、兄弟みたいなもんだしな。」

*GAKU*
「昔、みのるさんに "出る杭は打たれるけど、打たれない杭になれ" ってアドバイスをもらった。僕はその言葉をいつも思い出しますよ。」

*Minoru*
「自分の信念を曲げずに進んでいけばその杭は太くなっていくんだし、実際に今GAKUを打つヤツなんかいないと思うよ。ところでライブなんかはどうなの?」

*GAKU*
「この間、引越ししてたら10年前の自分のライブビデオが出てきたんだ。それがスッぱい、スッぱい。」

*HeavyG*
「そんなスッぱかったの(笑)?」

*GAKU*
「バブルガムの前座でサンプラザだったんだけど、ステージ幕が降りていてその前にターンテーブルとか置いてあって、お客さんは席探しながら動き回ってるの。で、イベンターに "15分やるからなんかやれヨ" って。」

*HeavyG*
「コラッ、全国のイベンター!そういう扱いするヤツはHeavyGが全部潰しに行くから...よく聞いとけ!かかって来いオマエら、リングに上げるぞ!」

*Minoru*
「(爆)まーまー。それでGAKUってさ、ガンガンって行って突然見なくなっちゃったよネ。ひょっとしてコイツもアラジンやCCB(古るー!)だったのか?...って思いきや、何やってたの?」

*GAKU*
「小説書いてました。なんか僕は人が変わっていく様を見過ぎてしまったし...。当然ペーペーだった頃は、例えば "だよねー" ってやってると、"なんだオマエ、ガキじゃあるまいし" とか "ちゃんと、そうだよねの[そう]を付けなさい" とか(一同爆笑)、メーカーやいろんなヤツが言ってた。だけどキチッと売れたことによって "GAKUってイイね" って。ところがある時期ピークをむかえて、僕らが模索しているうちにまたドンドン沈んでいった。」

GAKU-MC with Team Wipe OUT *Yoshiyuki*
「はっきり言って、レコードメーカーにクリエイターなんて一人もいないヨ。」
(ドキューン!)

*HeavyG*
「今日は来るねー!」

*Minoru*
「中には何人かいても、巡り合うタイミングみたいなのって難しいね。それで小説を書こうと思った理由は?」

*GAKU*
「僕みたいに本を読まないヤツが書いた本なら、本を読まない人にも読んでもらえるかな、と。だから自分の思ってることをそのまま書いた。そして僕のリズムで。」

*HeavyG*
「逆転の発想だね。へー、新しいこと考えてるね!」

*Minoru*
「自分らの世代なんかは片岡義男とかだったけど、それに出てくるのは本当に遊んでるヤツしかわからないことだったり、ある意味それをマネていったりして。でもGAKUの本にはオレ達の知ってる言葉がたくさん出てくる。」

*GAKU*
「マネをすることは素敵なことだし、みんなそれで成長していく。でもクリエイティブな仕事を人生の糧として選んだのであれば、そこにコピーはいらない。」

*Minoru*
「今回、JAZZとのフュージョンなんだけど、それは何故?」

*GAKU*
「ある時、ジャズのライブを見に行ったんだ。お客さんあんまり入ってなかったけど、みんな凄く楽しそうに演奏してた。音楽は楽しむことが一番だとつくずく感じたんだ。」

*Minoru*
「まったくその通り!いつもオレ達ベタなこと言ってるけど、ほんとそこが大切なんだよな。」

*GAKU*
「で、僕はJAZZを知らない。彼らはHIP HOPを知らない。僕らがサンプリングしてたような部分を彼らは普通に弾いてたり...。そんな感じで、お互いに吸収し合えそうだし、それじゃあやってみようか。って。」

*Wipers*
「突然ですが、すごく気になるんですけど...。市井由理さん(EASTEND×YURI)との関係は?」

*GAKU*
「最近会ってないないけど、彼女は今ロンドンで修行中。そんだけ。」


さすがにキチンと筋が通ったGAKUのポリシー。自分らしさを大切にしている彼の素顔が、存分に伝わってきた最高のトークであった。ありがとうGAKU!! "It's gonna be alright!"
(著書「僕は僕でだれかじゃない」全国書店にて販売中!)



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